昨日は蔵王町で農作物における鳥獣害対策の講習会がありました。
畑やってると、イノシシやハクビシン、サルなどの獣による食被害というのがたくさんあるんです。
下手すると収穫前に全部食べられちゃうなんて話もあります。
イノシシなんかが来始めるともう無理という事でそこで耕作する事を諦めちゃうケースも多々あります。
蔵王の高原エリアだと熊の出没話が多いかな。
昨日は埼玉の農林研究センターの方がいらして講義してくださいました。
これが想像以上に面白くて、為になる話で良かったです。
今までかなり勘違いをしていたんだなという事もわかりました。
まずなぜ畑に獣が来るか。
単純に簡単に美味しい物が食べられるからだそうです。
温暖化で山に餌がなくなっているからという事ではないみたいです。山に餌があっても里(人が住んでいるエリア)に美味しい物があればそちらに行くんだそうです。
聞いててあっと思ったのは、今は機械で作業するので、畑に人間がいる時間が短くなっているので、昔と比べると意外と危険を冒さずに畑に侵入できるんですよね。
草のかげに隠れて畑に潜入してくるみたいです。感覚としてはゲリラを相手にしている感じですね。
獣がでるようになったからと言ってその畑を放棄する事で、さらに安全に進めるエリアが増えてさらに別の畑への侵入の足掛かりになってしまうようです。
おおげさに言えば人VS獣の陣取り合戦なんですね。引いたらさらにやられるだけなので、引かずに山に追い返すくらいのつもりでないとダメみたいです。
餌付けなんかして美味しいものを教えたらどんどん来るから絶対ダメなんだとか。
餌付けとは残り物を放置して食べさせたりする事も含みます。わざわざ餌付けしなくても収穫しないでそのまま捨てたりすることでそれを獣が食べて覚えるなんてケースもあるみたいです。
面白いのが山の中にいる獣を駆除してもあまり意味がなく(そいつらの行動範囲が基本山なので)、里に来ている奴らにここに来たら痛いめに会う事を教えないといけないようです。
えてして山の中のイノシシ何頭取ったなんて話になるけど、それではダメで人里に侵入しているイノシシを取らない事には解決にはならないみたいです。
あとハクビシンのVTR見ましたが、すごい生き物ですね。
太さ0.8mmのワイヤーでも歩けるし、8㎝四方のスペースがあればもぐり込める。
スパイ映画観ているみたいでした。
対処法はまず畑を荒らして獣の隠れ場所を作るような事をしない、電気柵を作ってちょくちょく見回るって事ですかね。
習性として上に飛ぶよりまず下をもぐろうとするみたいなので、そのギリギリのラインに電気を流すワイヤーをはって痛いめにあわせて侵入を防ぐという形みたいですね。
種類別の各々の行動習性を分析して、柵を作って痛い目にあわせる(電気で)事で、寄り付かなくさせるという方法をとるみたいです。
可愛そうって思うかもしれませんが、そもそも生き物として生きている事は他の命の犠牲のもとになりたっているので、食べ物を確保する為の戦いはしかたないのかなと思います(いたずらにやるのはダメですが)。
侵入されっぱなしだと、どんどん人間の食糧を生産するエリアがなくなっていくので、場合によっては柵作って踏ん張って戦わないといけないんですね。
なんか進撃の巨人みたいな話だなぁ(^^)
そうなるとある特異なタイプのやつが柵を突破しちゃうって話になっちゃうかな(笑)
あと光とか音とかニオイで防除というのは無理みたいです。
それにお金使うなら別な事に使った方が良いみたいですよ。
いや~良い話聞けたなぁ(^^)