セリを楽しむ会
2010年 05月 16日
昨日は北仙台の“しん”さんでセリを楽しむ会が開かれました。
河北町の特産物であるセリを様々な料理でその魅力を楽しむ会です。
本日のお品書きです。押し花(葉?)が貼られているのがオシャレ。ハーブでもこういうの作っておいて事あるごとに使うのも良いなぁ。作ってみようかな。
食前酒。葉ゼリとヨーグルトを混ぜたものに甘酒を加えたものです。
今回は日本酒を味わう事もテーマにあって、仙台の上杉にお店がある池田酒店さんがいらして、日本酒のコーディネートをしてくれています。
3種類の日本酒をお冷とお燗の両方でいただきます。先入観がないように銘柄は伏せて味わいます。その考え方も面白いですね。
私なんかは日本酒の事を全然知らないから先入観を持ちようがないんですけど(笑)種あかしされても初めて見るお酒だったもんなぁ^_^;
お造り。セリは塩でもんだだけだそうですが、美味しかったなぁ。ゴマ油かなんかも使われてたかな。
トマトやカブも美味しい。さりげない味付けで、素材の味が引き立っているのが良いです。
麹で作ったドレッシングもやわらかい風味で美味しかったですね。池田さんいわく、賞味期限が切れてからの方が熟成されて美味しいんだとか。
油揚げと油麩を使ったピザです。うちの農場のローズマリーが使われています。3月にしんさんが農場にいらした時に、あげたローズマリーの枝を乾燥させたものがまだ残っていたみたいです。
ほんのりきかす位が良いんですよね。
セリが豪快に散りばめられています。これが洋食だとイタリアンパセリとかが使われるんでしょうね。セリを使えばセリを使ったなりの個性が出ます。
よくお客さんと話していて思うんですけど、別にハーブもこう使わなければならないって言うのはないと思うんですよね。たまに“このハーブはこれにつかう物”と真面目に考えすぎている人がいるんです。
使ったハーブなりの個性がその料理に付加されるだけの事で、どれが好きかって事ですよね。ある程度これに合うんじゃないかな?というものはあると思いますけど。
佐々木シェフが料理している様子を見ていると、“今日はこのハーブ散らしますかね”位のノリで使っています。
メインディッシュはセリのしゃぶしゃぶ。
セリを根本から葉まで、各部位に切り分けたものを、しゃぶしゃぶにしていただきます。河北町のフランス鴨も一緒にいただきます。
あまり火を通し過ぎずにシャキシャキが残った状態で食べるのが美味しいです。
セリって根本の方が美味しいのに、出荷される時は箱のサイズに合わせて葉先から何cmで切ってしまうので、必ず根本が残ってその美味しい部分が食べられていないんだそうです。
さらに劣化するのが速く、普通の流通ルートだとお客さんの手にわたる頃には鮮度が落ちてたりらしいです。
ホヤなんかもそうですけど、美味しいものが美味しい状態で食べられていない事って意外と多いんですね。
締めは雑炊。
セリって普段は脇役的なポジションで、なかなか主役になる事ないと思いますが、十分コースとして成立してましたね。そういう食材ってたくさんあるんだろうなぁ。食の世界はホント奥深いです。
ちなみに今回飲んだお酒です。私は一番右のお酒が好きでしたね。
今回はお酒の話も色々聞けて面白かったです。
池田酒店に行くとお酒の濃い話を聞けるそうなので、今度行ってみたいなぁ。こんな料理に合うの何?みたいなのを知りたいので。
しんさんの所もちょくちょく行きたいなぁ。こういう野菜を美味しく食べさせてくれるお店って好き。
行きたい店がどんどん増えていく...
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