ボンディファームさんを見学してきました。
2010年 11月 20日
ボンディファームさんは自然農法で野菜を作っている所です。以前エノテカイルチルコロさんに行った時、ボンディさんの野菜を食べたんですが、それがすごく美味しくて驚いて、一度見てみたいなぁと思ってたんですよね。先日行ったゆと森倶楽部さんでも使われていましたね。
今回行くという話を聞いて、これは渡りに舟と思って便乗させていただきました(^^)
噂で雑草を取らないで育てるという話は聞いていたのですが、行ってみたら本当に草がたくさん。
その場で野菜も食べさせていただきましたがとっても美味しい。
味に幅があるんです。からし菜食べても辛い部分がピンポイントで来るんじゃなくて、他の味もしっかりしてやわらかい感じ。
やっぱりスゴイや。
有機物を使う事が美味しくできる事は理解できても、草を生やす事が良くなるという事が理解できなかったのですが、オーナーの鹿股さんから“畑に植物を与えている感覚”というお話を聞いてなるほどと思いました。
私の感覚だと畑から野菜という物質を採る事になるから、その分与えないとそのうち採れなくなるんじゃないの?と思っていたんですが、野菜等植物側から畑に対して出す部分というのがあるそうなんですね。
確かに植物って根から色んな物質出すんですよね。
有名な所だとセイタカアワダチソウが根から毒を出して他の植物を殺して増えていくんだけど、最後はその毒の濃度が高くなってきて自分も死んでしまうという話があります(お前はいったい何がしたいんだ?)。
色んな植物が畑に育つ事で、土のバランスをとる事が出来るんでしょうね。
コンパニオンプランツや混植で良く育つ話も原理はこういう所にあるのかもしれない。
色々本を読んで“う~ん”と考えていた事がスパーンとつながった気がします。
やっぱり本を読むより現場に行って現場の人の話を聞くのが一番手っ取り早いですね。
今年の初めに今年のテーマは自然の力をうまく活かして美味しい野菜を作る事に着手すると言っておきながら、できなかったなぁとか考えていたんですが、今年も終わろうかとしている頃になって良いヒントがいただけて良かったです。
後は実践。
あとは鹿股さんの農家として生きる生き方に対する哲学がとても良いなぁと思いましたね。
肩に力が入っていなくて、自然の恵みと共に生きると言いますか。
あちこちにファンがいるのもうなずけます。
今回行けて良かったです。
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