葬儀終了
2011年 10月 03日
あとは49日まで7日おきにお坊さんがお経を読みに来るくらいですね。
自分で何かをするわけでもないんですけど、あわただしいですね。
契約と言って、葬式の時は近所の人どおしでお手伝いしあうような取り決めがあるので、近所の人達に手伝っていただいて、なんとか終わりました。これからこつこつ近所の人に返していく事になるんでしょうね。そうでもしないと葬式なんてできないなと思いました。葬儀屋さんに何もかも頼んだらお金が足りないし...
お葬式は決まったルールがあるようでなくて、人によっていう事が微妙に違ってたりするし、なんでそれやるんだろうって事もあって、これ群像劇にして映画になりそうだなぁなんて考えていました。
三谷幸喜脚本、主演西村雅彦で、喪主になった西村さんが周囲の押しの強い人達の間に挟まれて苦労する感じ。地域によっても風習違うし、どうでも良いやで済ませられない分野だし、色んなミスマッチが起きて面白い事になりそうな気がするんだよなぁ。
ちなみにうちの祖母はあんまりしゃべらないし、関わりを持ちたがらないタイプの人間だったので、それほどエピソードがあるわけでもないんですよね。時代劇が見れてれば幸せな人だったな。
ごはんの支度が大嫌いな人だったなぁ。うちの場合両親が仕事してて普通の時間は家にいないので、僕達は祖母の支度したごはんを食べるわけですが、おかずは納豆オンリーとかふりかけオンリーとか、さつま揚げ一個とかそんなでしたね。単にビンボーなだけだった可能性もあるけど(笑)あとインスタント食品が大好きでしたね。
掃除も嫌いだったなぁ。大掃除の時には母の号令で私達兄弟も一緒になってみんなで掃除するんですけど、掃除が始まると家からいなくなって夕方になるとひょっこり帰ってくるんです。
一般的なおばあちゃん像からはかけ離れたイメージの人です。
大学時代は結構それをネタにしてたので、僕の周りでは有名なおばあちゃんでした(本人は自覚していないけど)。
受け流すのは得意だったかな。
うちの父は結構むちゃくちゃで、頼まれて人を住み込みで預かる事がよくありまして、“今日からこの人一緒に住むから”みたいな事が何度もありましたが、両親は夜も遅くまで働いているので、結局その人世話するのはばあちゃんの役目なんですよね。それでもまぁなんとかなってましたね。
あと選挙に出たりするもんだから、選挙期間中に色んな人が出入りして家の中むちゃくちゃだったりなんて事もあるけど、まぁわれ関せずでやり過ごしてたし。
家事は嫌いだけど他人が家に入ってくる事は受け入れてたような気がします(私の見えない所でめっちゃ反対してたかもしんないけど(笑))。
私達兄弟は母方の祖母が大好きで、そっちにばっかり遊びに行っていたけど、それに関してやきもち焼いたりする事はなかったですね。
小さい事は気にしないんだろうな。
うちの母はうるさい所はうるさい人だったので、われ関せずな祖母で良かった所はあるかなぁとは思います。
母は教育にうるさくて、私の小学校入る頃は観て良いテレビ番組が決まっていて、一時期観て良い番組はドラえもんとサザエさんくらいだった気がする。少ししたら緩和されましたが...
ドリフが大嫌いで、ちょっとでも観たら激怒されてましたね。他にはキン肉マン、北斗の拳、アラレちゃんあたりも母の検閲にひっかかってNGです。
あと8時には寝ないといけなくて、私は6年生まで8時に寝てました。中学生の時も9時に寝てたな。
一切の毒を排除しようしている感じで、今思うとやり過ぎな気がする。そんなだから流行りに乗れないマイワールドどっぷりな拓也少年ができあがっちゃったんだなぁ(-_-;)
祖母はあんまり気にしないので、その辺で少しはバランスとれたかな。われ関せずが良い所ですってのも変ですけど(^_^;)
まぁ何はともあれ、親が家を空けがちな状態で、僕たちはばあちゃんの元で育ったわけですからねぇ。
人生の恩人なわけです。
あの世で元気にしてくれてたら良いなと思います。