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第16回FB映画部上映会inミライトス「ビッグフィッシュ」

金曜にFB映画部上映会inミライトスを開催しました。

メンバーのおススメ映画を観て、その後皆でテキトーな感想を語り合う会(過去記事)。


今回は須藤さんセレクトの「ビッグフィッシュ」
第16回FB映画部上映会inミライトス「ビッグフィッシュ」_d0072903_1132072.jpg

ティムバートン監督の有名な映画ですね。
評判良いので気にはなってたけど未見でした。


あらすじbyウィキペディア

身重の妻ジョセフィーンと暮らすジャーナリストのウィル・ブルーム。彼の父エドワード・ブルームは自らの人生を巧みに語って、聞く人を魅了するのが得意だ。ウィル自身も幼い頃は父の奇想天外な話が好きだったが、年を取るにつれそれが作り話であることに気づき、いつしか父の話を素直に聞けなくなっていた。3年前の自分の結婚式にエドワードが息子ウィルの生まれた日に巨大な魚を釣った話で招待客を楽しませた時、不満が爆発する形でウィルは父に今夜の主役は自分であると訴え、仲違いが生じ、それ以来二人の不和が続いていたのだった。
そんなある日、母サンドラから父が病で倒れたと知らせが入る。ウィルは妻と共に実家へと戻る。しかし、病床で相変わらずな話を語り出す父と、本当の父を知りたいと葛藤する息子は理解し合えぬままだった。
父の荷物を整理していたウィルは古い証書を見つけると、エドワードの過去を聞くために、証書に名前の記された女性ジェニファーに会いに行く。ジェニファーの話から、これまで完全なほら話と思っていた話の中に実は真実が含まれていたこと、そしてエドワードが多くの人に愛され、妻子を深く愛していたことを知る。


いつも自分の人生をおとぎ話のように面白おかしく話してばかりいる父親がいまして、子どもの頃はその話を楽しく聞いていた息子も大人になるとそんな話が嫌になってきて、さらにはどこまでがホントで実際の父親ってどんな人なの?みたいな事になるわけですね。
大人になった息子はそんな父が疎ましくなって一度は口も利かなくなるわけですが、父の死期が近づく事で父の事をもう一度知ろうとするんです。



父の語る人生は確かに突拍子もないおとぎ話で、どこまでホントなんだろ(^_^;)と思って見ているわけなんですが、調べてみると意外とホントな事もあったりしつつ...な感じで。
でも現実がどうかとかそんなのはわりとどうでも良くて、実際に彼はたくさんの人を楽しませ、たくさんの人に愛されて生きたんですよね。

観終わった後思った事は、ただフツーの事実を言ってた所でそれって楽しいのか?とも思うし、人はあくまで物事をその人の主観でみる事しかできないって事もある。しかもただフツーの事実を認識しているだけではなかなかしんどい現実というものもある(今回はそんな話じゃないけど)。
正しい事言っている事が必ずしも正しいとは言えないんですよね。

このお父さんが奥さんをしっかり愛している雰囲気もステキなんだよな~
私は老夫婦が好きなもので。
若い頃の“愛してる”はそれはそれで素晴らしいとは思いつつも、衝動的なものが大きいような気がするんですよね。まだ一面的な部分しか見えていない段階のものだったりして。
何十年と共に色んなものを乗り越えて年を重ねてきた夫婦の“愛してる”はそれよりもはるかに尊いものだと思うのです。そしてそれをおおげさに語るでもなくさりげなく愛情を表現しあう所にすごくグッと来るのです。
私もかくありたい(>_<)
今回の夫婦はこうなれたら良いなと思うようなステキな夫婦でした。


あとやっぱり大きいのは父と子の関係性のお話ですね。
私も親父に対しては複雑な感情を持っていますから、なおさら来るものがある。

うちの親父もビッグマウスな所があって、小学生の頃は気づかなかったけど、中高生になるとそれがすごくイヤだった。
大学卒業間際になってまんだかんだでここまでやるって事は大したものだよなと思ったものの、社会人になって一緒に働いてみて何か考えがあるのだろうと言う事ずっと聞いてたけれど、だんだん物事がわかって来ると“いったい何をやってるんだ!”と思う事がものすごく重なって完全ぶち切れモードにもなり、それでもなんとかやっていかなといけないから折り合いをつけないと…ってな事で。
良くも悪くも私の人格形成に多大な影響を与えていて、若いうちに色んな経験できたのがラッキーとも考えられるし、そもそもそんな経験したくもないよな~という事もあったりするし…
私と父の物語はまだ着地してないな。
良いとか悪いとかではなくそういう事実があったという事だけなのかもしれない。そこにどんな意味を持たせるかは私次第というか。
子どもができたりすると見えてくる事もあるかな?

結婚したり子供ができたりしたらまた見直してみたい映画ですね。
良い映画だった。


蔵王人として語っておきたい事。
この映画のワンシーン。大量の水仙に囲まれています。
第16回FB映画部上映会inミライトス「ビッグフィッシュ」_d0072903_1122713.jpg

これ5月のみやぎ蔵王えぼしスキー場で体感できます(>_<)
水仙まつりというイベントが毎年ありまして、ゲレンデいっぱいになった水仙の中を歩けるんですね~
蔵王に来ればビッグフィッシュごっこができます\(^o^)/



次回は4/25(金)
映画は「陽のあたる教室」になりそうです。


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by hiraqT | 2014-04-01 12:05 | ・日常ネタ | Comments(0)

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