東北食べる通信さんが開催した上山の生産者さんの座談会に参加してきました
2016年 11月 08日
トークテーマとして、農家の中でも生産額で50万以下の農家が50%いるけどその辺がいなくなっても大きい所に集約すれば大して影響のないという意見があるけどそれどう思います?というような話をふられて、皆でそれぞれの自己紹介を踏まえながら、その辺に関して思っている事を話しました。
やる気のある人だけ残れば良いって話をする人もいれば、高齢者がやめてくのは寂しいから僕が頑張ってみんなやってくれたら良いなって話をする人がいて、考え方はそれぞれあるなという感じですね。
農家の中でも、ちまちまやっている人がいるから集約が進まないって事言う人うちの周りにもいますね。蔵王に関しては今いる規模が大きめな生産者は手いっぱいでもうこれ以上やれないって人が多くて、じゃあその土地誰に預けるの?となっても預けられる人はあんまりいない気がする。
家族経営の形から人を雇用して回す形にうまくシフトチェンジできればアリなんでしょうけど、なかなかそのハードルって高いんですよね。
企業がやってきてそのうち農地は企業のものになってしまうんじゃないか?という意見もあって、これもうちの周りの農家さんもよくいう話だなと思いました。地域は違っても考えてる事は似通う点が多い。
私の考えとしては現状では企業が参加するメリットが薄いと思うんですよね。農家の労働は時給に換算したら最低賃金よりも低いケースが多いわけで、それを社会保険とかかけた社員にやらせられる企業はほぼないと思う。
農家のように低い時給でもの長時間働く人間と勝負したら勝てないもんね。お金儲け考えるならそれよりはそういう人間に作らせたものを安く買った方が良い。
なので、どちらかというと企業が参入しないくらいのお金しかとれない現状が問題なんだと思います。
私としては大規模にしたゆえの強みと、小規模だからこそできる強みがあるので、それぞれが作れる価値があって棲み分けができるんじゃないかなと思うので、小規模農家が減っても別に良いじゃん的な考え方は同意できないです。
やりたくないなら無理してやらなくて良いけど、やりたいけどやれない人が増えて行くのはかなしい。
今回はここに行って驚いたのは若い農家さんの元気の良さと新規就農者の多さ。地元に戻ってという形だけでなくて、よその土地から移って来てこちらで農業始めてる人も多い。
若い人が農業やろうと思って来る素地があるんでしょうね。
蔵王も移住者多いのでそうなってもおかしくないはずだけどそんなイメージないなぁ。
なんでだろ?
宮城よりも山形の方が農業の立ち位置が高くてモチベーション持って取り組む人の割合が多いとかかな?
もうちょっとあちこちの話聞かないとわかんないかな。
座談会後はかみのやま笑福というお店で懇親会。
納豆味噌ラーメンというのがあったので食べましたが美味しい。納豆が入る事でマイルドになる感じ。
あとレバーが美味しくて驚きました。
ここはいつ来てもお客が入っている繁盛店とのことでしたが納得です。
懇親会の時に話して思ったのは意外と上山の人達は遠刈田温泉とか来てるという事。地元が温泉地なのに?と思いましたが、よそに行きたいからさと言われ、なるほど宮城の人が山形に行くのと同じように山形の人は宮城に来るんだなと思いました。
宮城蔵王は通過するだけでみんな山形に行くってよく言われるんで、山形にはちょっとしたコンプレックスみたいなものを感じてたりする(蔵王って言うとみんな山形県でしょって言われるし)んですけど、なんだ山形の人も宮城蔵王の温泉来るんじゃんwってちょっとホッとしました。
元気で面白い生産者の人達に会えて元気をもらって帰って来ました。
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