何かを成し遂げた時の喜びの大きさはそれに費やした苦労の量に比例する。
2007年 08月 25日
昨日のカープ対ジャイアンツの試合で、カープがサヨナラ勝ちしました。エースが打たれ、守護神も打たれて、長い目で見ると心配になるような試合ではありましたが、それを全て吹き飛ばす程嬉しかったです。サヨナラホームランを打ったのが尾形選手だからです。
この選手は2年前の前半戦で俊足巧打を活かして大活躍して1番ショートに定着したのですが、靭帯を切るという大怪我をしてしまって2年間試合に出れませんでした。今年の開幕にようやく戻ってきたのですが、足のせいか以前のようには行かず、2軍暮らしが長く続いていました。最近ようやくまた1軍に戻ってきての9回の代打起用でのサヨナラホームランです。
そんな苦労をしてきた尾形がサヨナラホームランを打っただけでも感動ものなのに、ヒーローインタビューで涙ながらに“野球がもう出来ないと思っていました。まだ続けていられるのはファンのおかげです”と語っているのを聞いてこっちも涙がでました。
例え今日から5連敗したとしてもあと1週間はこの余韻に浸れます。こういう選手がいるから毎年のように最下位争いしてても好きでいられます。よく負けるからこそ勝った時の喜びも大きいのです。今負けているのは優勝した時の喜びを大きなものにしてくれる為の準備期間だと思っています。何年後になるのか分からんけど...