蔵王高校の発表会
2010年 03月 13日
“地域の素材を活かして観光客に提供する心のお土産を考える”をテーマに高校生が地元の企業の素材を使って企画を作ってプレゼンします。
私の担当チームは“香り付きのこけし”という物でした。
こけしをくりぬいてハーブを詰めて、芳香機能付きのこけしを作って旅の思い出とともに持ち帰っていただくというイメージ。
こけしをくりぬくなんて言ったら工人さん怒るだろうなぁなんて考えながらもなかなか面白いアイディアだなと思います。
“心のお土産”を考えた時にいかにお客さんに商品のみでなく、ホスト側のおもてなしを含めた部分で良い思い出を作る事かなと思っていたのですが、香りを思い出とリンクさせて商品としてお持ち帰りにするという発想はなかったですね。
確かに香りと記憶って強くリンクする気がします。良い思い出を印象的な良い香りとともに提供できて、その思い出の香りを持ち帰って、たまにその香りをかいで思い出すというのは良いな。
こけしが良いかは別にして、そんなサービスは考えてみる価値がある気がします。
とても難しいテーマだったと思いますが、生徒さん達はよく頑張りました。とても良い経験になったんじゃないかと思います。こういうのって大事なのは企画の出来がどうこうという話でなく、イチから自分で考えて人に伝える所まで自分でやり切るという事だと思います。
それをなるべく若い頃に経験できると良いですね。できれば小学生高学年か中学生くらいに経験できると良いんじゃないかなぁ。進路の考え方も変わって来る可能性があるし。