学生さんによる蔵王町の調査発表会
2010年 03月 25日
タイトルは“蔵王町の現状と課題―維持可能なコミュニティを目指して”
私にとってはどストライクなテーマです。
文学部でそんな事やるの?と思ったのですが、社会学研究室というのがあるんですね。
この研究室では毎年地域を変えて聞き取り調査をして、抱えている問題点を洗い出して、その解決案を提言するという事をしているそうです。
観光、教育・後継者、農業、交通、行政をテーマに担当を変えながら、発表がありました。
とてもよく整理されていて、わかりやすかったです。
住民から聞いた話をもとにしているので、住民としは“まぁそうだよな”という内容なんですよね。本当は行政が聞かないといけない気がします。
色んなテーマがあるのですが、聞いていて全体的な傾向として見られるのが連携の不足ですね。外部から見た時に情報が整理されていない所と、町民の町内店舗の利用率の低さ、行政が考えている事と住民の考えている事に隔たりがある所に表れています。
まずは町民どうしの交流が大事なのかも。
意外だったのが“もっと住民の声を行政に取り入れてほしい”という意見がある事です。
別にそんな主張している人見かけない気がするんですけどね。
不満に思っているだけで具体的な行動を起こさないのかな?
とても参考になりました。発表会用のシンプルなプレゼン資料とは別に分厚い資料ももらったので、熟読させていただきます。
学生さん達ありがとうございました。
今回の発表会を役場に提案して公的な施設を借りようと思ったら“忙しい”の一言で断られ、山水苑さんの方に相談があって、今回の会場が山水苑さんになったそうです。
せっかく学生さんが一生懸命作ってくれたレポートをそんな扱いをするなんて...
本来こっちからお願いしても良いようなものを向こうの方からやって来て調査してくれるなんてありがたい話じゃないのよ。
施設くらい探してやれば良いのに。結果的に会場が見つかって、それなりに聞きに来る人もいたので良かったですけど。
こうやって良い芽を摘んでいくんだな。絶対蔵王のイメージ悪くなったよ。
昨日“なんでもかんでも行政にやれと主張するのが嫌い”と言っておりましたが、なんでもかんでも“忙しい”とか“予算ない”って言ってれば良いと思っているフシがあるのもムカつく。
人間としての姿勢の問題ですね。がっかりだなぁ...