早いんだよなぁ。
2010年 04月 21日
しっかり花が揃っていて品質が良いので、うまく作るんもんだと感心していたのですが、何週か前に仙台の店舗で花芽が凍っちゃっているのを見かけました。
ラベンダーは寒さに強いので、別に死んだりするわけではないのですが、温度かけて吹かせた新芽は霜にあたると痛むんですよね。
何も北海道で一生懸命暖房炊いて(夜温20度以上とかにしてんじゃないのかな?)作ってそんな事する必要ないよなぁ。
うちでも暖房炊いて作っていますが、それでもまだやっとつぼみがついたばかり(この辺で露地だと6月位に咲く)。
外に出せる時期に出荷すれば良いのに。せっかく品質が良いんだから。
関東に出荷するのをベースに生産するとそうなっちゃうのかな。
どうもラベンダーに限らず、早め早めに売ってしまえみたいな風潮があるんですよね。
トマトやナス、きゅうりの苗なんかはこの辺だと連休明けで良いのに、4月の中旬には売っているんですよね。お客さんが購入して植えたら寒くて枯れる可能性があります。
お客さんが欲しがるというのもあるんでしょうけど、事情説明するとかして“寒いと枯れやすいからこの時期から売るんです”と言えば良いんじゃないかなと思うんです。もしくは防寒対策を店頭に告知しておくとか。
バジルも早い時期からみんな欲しがるんです。今買っても枯れますよって思うんですけど。うちは枯れる地域には売りませんが。
結局市場とかに出回っているからそこから入って売っていて店に並んでいて、痛んでいるんですよね。インドア仕様で売るならまだ分かるんですけど。
まぁ需要と供給のバランスで、商品がない時期は市場価格が高くなるので、それを狙うというのが商売なんでしょうけど(量を売ろうと思うと早めに消化しておかないと売れ残ったら最悪だし)、その需要が間違った情報から来ている需要である事もあると思うんです。
枯らしたら“もうやらない”ってなる人もでてきてその需要すらなくなるかもしれないし。
なんかそういう事にエネルギーを使うのってもったいない気がするんですよね。もう少しバランスとれないもんかな。