片栗粉でダニ退治が出来るか実験
2010年 06月 04日
うちではねんちゃく君というデンプンをもとにした薬をかけて、物理的に虫を殺す事をしています。
この薬はオーガニック栽培にも使って良い薬で、成分がデンプンなので安全という所がポイントです。
そんな話をしてたら、“片栗粉でも大丈夫なんですかね?”と言われ、“確かにデンプンのねばねばで殺すんだった同じかも?”と思っていたら、現代農業の6月号に片栗粉でコナジラミを撃退している人の話が載っていました。
さすが現代農業!!いつも良いタイミングで情報が出てきます。
その人の場合はコナジラミですが、ダニに対しても原理は同じなので、実際やってみる事にしました。
片栗粉50gに対して2リットルの水を加えて鍋で火にかけて沸騰させてかき混ぜ続けます。
本では1.8リットルとなっていましたが、最後に希釈する所で倍率は調整します。
こんな感じにドロドロした透き通った液体が出来上がります。
これで原液が完成。
この原液をとりあえずピッチャーに入れておいて、原液をスプレーに入れて25倍に希釈します。片栗粉の1000倍希釈液を作るわけです。50gから50リットルの液が作れます。
その液をダニのついたベルガモットに散布しました。
ダニは葉の裏に付くので、裏からかけるように意識する必要があります。
出来ればスプレーは細いホースがついているようなタイプの方が、裏から上を向けて散布が出来て便利です。
あとはこれがどの程度効果があるか観察する事にします。
一発で全滅するという事はあまりないので、ダニ退治は何回か続けて散布する必要があります。3日~1週おき位で散布して、数回やるといなくなると思います。デンプンが原料ならば安心して使えます。
とにかくダニ密度を増やす前に処置するのが肝心ですね。
同じくアブラムシまみれになっているペンステモンを発見したので、そちらも処置してみました。
こちらはどうなるか全然わかんないですね。牛乳よりは効果ありそうな気がするんだけどなぁ。
これも要観察です。
こういう物を使って防除できるようになると最高なんだけどなぁ。
予防効果はないので、早期に発見する目は必要ですけど。
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でんぷんを加熱するのですね。私は水に溶かしただけで、効果ないとがっかりしてました汗。やってみます。
ちょっと前の事で記憶あいまいなんですが、それなりにきいた気はするんですが、常温だと固くなっちゃうのでうまい具合にかけるのが大変だった記憶があります。
ネットでコーンスターチの方がやりやすいと言ってた人がいたので、また実験してみます。