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岩出山鳴子「ひとツーリズム」バスツアー(14)~みやま板垣さん・鳴子の米プロジェクト上野さん

次は旅館のみやまさんへ行きました。
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外から見ると普通の民宿っぽい感じなんですが、中に入るとすごいオシャレ空間。
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こういう雰囲気大好きです。
客室もすごく良い雰囲気でした。


まずは鳴子の米プロジェクトの上野さんから、プロジェクトの概要を説明していただきました。
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鳴子の米プロジェクトとは、民俗学者の結城登美雄さんをプロデューサーに、米の価格が落ちて農家さん達がやっていけない現状を皆で再生産可能な形にしましょうというプロジェクトです。詳細はこちらを参照してください(http://www.city.osaki.miyagi.jp/annai/kome_project/index.html)。
作目は違えど同じ農家として、再生産可能な農業の形ってどうやれば良いの?という考えはずっと頭の中を巡っているので、このプロジェクトの存在を聞いた時はすごく熱い話だなと感動しました。

まず農業の現状の話。
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今の農家は1人で200人分の食料を作らないといけない状態で、その役目を担っているのはじっちゃんばっちゃんがほとんどなんですね(70歳以上の人が48%)。

20年前は1俵18000円だった米が今は12000円ちょっとの価格になってしまっています。
そんなんじゃやっていけないよねという事で、農家が18000円受け取れるような仕組みを地域の人達やお客さん皆で作って、次の世代の人達が農家をやれるようにしましょうという運動です。

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このスライドにある4つの皿には共通点があります。
何かと言うと、米の販売価格を24000円にして農家に18000円渡した場合のご飯一膳の価格が24円になるんですが、その24円分の物です右からポッキー3本分、いちご1個。一番左は笹かまだったっけかな。

この位のお金を消費者の人が払ってくれれば米農家の人達が続けられるんです。なんとかなりませんかね?


鳴子は山間部の冷涼な気候で、平野部とは同じようにお米が獲れないのですが、古川の農業試験場に冷涼な気候向きの品種があったので、そちらを“ゆきむすび”と名付けて栽培を始めました。
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ゆきむすびの誕生です。冷めてももちもちで美味しいというのが特徴です。
先ほどの遊佐さんがコンテストで日本一をとった事で美味しさは証明されていると思います。

米の炊き方も皆で研究したそうです。
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日本の炊飯機はこしひかりに合わせて、水加減の目盛ができているので、ゆきむすびに合う水加減というのを色んな分量で探したそうです。
こしひかりに全部合わされているという話はこのプロジェクトで初めて知りました。確かにメーカーとしては1番メジャーなものに合わせるよなぁ。

食事に器も切り離せない存在として器も工夫されています。
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間伐材を使って作った食器達です。
今はよその地域から入れているそうですが、木は仕入れるとしても加工の部分を地元のこけし職人に作れないか試作中なんだそうです。
間伐材を使ったバッグを使っている私としては、大好きなグッズですね。個人的に欲しい。


こういった試みを消費者にも知ってもらうという事で、消費者の人達にも田んぼに来てもらって、作業を体験してもらう事もやっているようです。
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新聞一枚分の田んぼから1人一日分の米が獲れるそうです。
分かりやすいですね。


この話を中学生に結城さんが講演した時の感想です。
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かなり真摯に受け止めてくれているのが感じられます。
最後の“もっと次世代と正面から向き合っていくことが必要”という言葉がしみいります。
確かに農家が農業の大切さをもっと伝えないといけないのかもな。金銭的な部分もあるけど、そもそもここの部分が不足しているから担い手が育たない部分もあるのではないだろうか。
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活動方針のスライドにコメントとして“「農」を「地域」をあきらめない、暮らしの豊かさの本質を求め続けていきたい”とありました。
“暮らしの豊かさの本質”という言葉、良い言葉だなぁ。
私も“それ”ってどんなものなんだろう?という物をずっと考えています。私は地方での暮らしに“それ”があるんじゃないかと思っているんですけどね。まだこれって言えるような感じではないです。毎日考え続けていればそのうち見つかるかな。

ちなみにゆきむすびはこちらのお店で食べられます。
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ゆきむすびを使ったおにぎりやさんです。
国道47号線沿いのなるこりんのお店の隣にあります。


旅館みやまのご主人板垣さんです。先ほどの風の道の名前をつかたのは板垣さんなんだそうです。グリーツーリズム活動を行っていて、都会の人向けの畑を作ったり、ドイツと田舎交流をしていたりと色んな活動をしているみたいです。鳴子の米プロジェクトにも深くかかわっています。
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旅館に来てくれるお客さんは、その地域の農村風景や山の風景も含めて楽しみにして来てくれているのだから、田んぼには稲が植えてあって、畑には作物が植えてあって、山もしっかり管理されている状態であって欲しいという言葉が印象的でした。地域の問題を地域に住む人全体の問題として捉えている感じがします。地域と言うのは運命共同体なんですよね。
今回はあまり時間がなかったので、それほどお話聞けませんでしたが、掘ったらすごく色んな事が出てきそうな人です。お話を聞きに泊まりに行きたいな。



そう言えばこのサロンには鳴子でスイーツを作っているいずみちゃんも参加してくれました。
なるこりんと同い年なんだとか。
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差し入れもいただきました。美味しかったです。


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by hiraqT | 2010-09-04 01:55 | ・旅ネタ | Comments(0)

蔵王のハーブ農家の日常です。(株)ざおうハーブ(http://www.zaoherb.com/)


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