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河北新報門田記者の「小さな農業」出版記念トークサロン『進化するCSA』に参加しました。

金曜に河北新報の門田さんが出版した「農業大国アメリカで広がる「小さな農業」進化する産直スタイル「CSA」」という本の出版記念トークサロンに参加してきました。

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河北新報の門田さんはアメリカのCSAを学びに10か月間アメリカに住んで身をもって体験しつつ取材を重ねて、このたびそれをまとめて出版したんですね。

CSAはCommunity Supported Agricultureの略で、地域支援型農業と訳されます。コミュニティって訳すと地域なのかな?って疑問もあるけど、消費者が農業生産者を応援する経済行動って感じですかね。
前払いでお金を払って準備金に充ててもらって、天候リスクによる収量の増減も消費者が一緒に背負うって形をイメージしてたんですが、定額制で定期的に農場や受け渡し場所に受け取りに行くパターンとか、お任せで送ったりみたいな形があったり、実際は様々なやり方があるみたいです。

アメリカって巨大農場のイメージだけど、実際はそんな農場は4%くらいしかなくて、家族農業形態が多いようです。これ意外だったんですど、考えてみればそういうのってメディアから得てる映像とか話を聞いてイメージしているだけで、統計データ見てるわけでないですからね。冷静にデータ見るとそんなもんなのかもしれない。

あと意外だったのは、CSAという形で予約受けるのは全体の3~4割程度にして、収穫量の結果の多寡によってファーマーズマーケットで売ったり、卸に回したりして調節しているという事。てっきり全量CSAにして多い少ないのリスクはみんなでシェアって形かと思ってましたが違うんですね。確かにそうやっておけば定期購入してくれた人の分確保しやすくなります。こういう考え方だったら生産者も導入しやすいですね。
うちの農場も予約受けた分を多めに作っておいて、予約外の売り先で調節って形にしてますからね。生産した在庫をどう効率よく残らず売るか?というのが農業経営のキモですし。うちの場合予約くれるのが企業なんですが、それが一般の消費者に置き換わったものがいわゆるCSAの形なのかな。

そう考えてみるととりあえず定期購入の仕組み考えてみても良いなと思いました。
仕組み考えて提案してみて誰も買う人いなかったとしても別に何も損しないし。
うちで考えられるものとしては、生産量がドンと増やせないものがハーブによってはあるので、そういうものは定期購入してくれる会員分しか作らないという形にしてしまうというのはアリかな。卸そうと思ったら小売価格が高額になっちゃって難しそうな定番外のハーブティーとか、増殖しづらいハーブ苗とかを本当に欲しい人に限定で展開するのはアリかもしれない。


会の前にアマゾンで本買って読んではいたんですが、今回話を聞いてそれについて色んな人の考察を聞く事でなんか自分でもやってみようかなという気になりました。

変に「CSA」というキーワードばかり独り歩きしてるところがあって、果たしてあれはCSAなのか?なんて話を議論してる人もたまにいるんですけど、そんな事やってる暇あったらこうやったらお互いに良くない?って形を具体的に考えた方が良いですね。
CSAは概念であっていろんなものを包括するから、CSAやりますって言うよりはもうちょっと具体的にどういう事をやるか?を打ち出して募集した方が伝わる気がする。予約制だったり定額性だったり先払いだったり現物支給のお手伝いだったり...



書籍はアマゾンでも購入できるのでので買って読んでみてください。
読んでみてざおうハーブだったらこんなのできるんじゃない?って提案もあったらお待ちしてますw


農業大国アメリカで広がる「小さな農業」 進化する産直スタイル「CSA」
門田一徳
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by hiraqT | 2019-06-09 16:15 | ・仕事ネタ | Comments(0)

蔵王のハーブ農家の日常です。(株)ざおうハーブ(http://www.zaoherb.com/)


by zaoherb
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