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仙台一の庭

 今年の1月頃に近所の大工さんが土建屋さんを連れて訪ねてきて、庭を作って欲しいとの事。その土建屋さんの知り合いのリフォーム会社から庭を造ってと頼まれたものの設計が出来ないから、ひらきゅうが蘭展で入賞した事を知って紹介して欲しいと頼まれたので連れてきたそうです。僕らとしても蘭展に関してはたまたま賞をとったようなもので、庭作りに関してはプロではないので、融通が利く近所の造園屋さんを紹介しました。
 そもそも駐車場かなんかのリフォームをしたついでに庭もなんとかしたいななんて話になったらしく、人の紹介の数珠繋ぎで、お客さん→リフォーム会社→土建屋→近所の大工さん→ひらきゅう→近所の造園屋さんという感じで、ものすごく間に人が入るような形になっています。まぁどうせなら間に入った人達の仕事が作れたら(整地を土建屋、ウッドデッキを大工さん、使う植物はひらきゅうのハーブみたいに)良いねなんて話はしていました。
 そんな流れで造園屋さんがお客さんの所へ行ったら、“仙台一の庭を作って欲しい”と言われたらしく、面積はそんなにたくさんあるわけでもないので、どうやったら仙台一の庭と言えるようなものができるだろうか?という事でその造園屋さんは頭をひねって植える植物で特色を作ろうかとか色々考えていたみたいです。
 うちとしてはまぁ植物使ってもらえたら良いけど、別にそれで儲かるとも思っていなかったので、お世話になっている近所の大工さんの顔が立てられて、造園屋さんの仕事になってくれれば良いと思っていたので、全然気にしないで日々を過ごしていたら、今日電話がかかってきて結果が知らされました。結局庭にかける予算は30万とか言う話で、やたら設計の見積もり作りに手間をかけたわりには大した仕事にならなかったそうです。詳しい経緯は分りませんが、仙台一の庭を作ってなんて話をしておいてその予算はないよな。別にお金がない人ではなく、駐車場にはずいぶんお金を使ったみたいですし、要は庭に対する認識がそんなものなのでしょう。
 この仕事はうちが儲かる話ではないなと思っていたので大した事ではないですけど、園芸に携わる者としてはその評価が哀しかったかったです。世の中の認識ってそんな物なのかなぁ。結果的に造園屋さんには、面倒なだけの仕事を振ってしまった形になってしまった。良かれと思ってやったのになぁ。
by hiraqT | 2007-03-03 11:51 | ・日常ネタ | Comments(0)

蔵王のハーブ農家の日常です。(株)ざおうハーブ(http://www.zaoherb.com/)


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